白猫のメモ帳

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目標設定何にする?

こんばんは。
気が付けば新年度ももう半月以上が過ぎましたね。
私は毎日がドタバタです…。

さて、新年度といえば皆さん頭を悩ませていますか、目標設定。
何を書こうか迷ったり、何の意味があるのかわからなかったり、あんまりいい思い出はないですかね。

せっかくなのでここらで一つ、目標設定に思いを馳せてみましょう。
これが正しいとかじゃなくて、私の思っていることを徒然と文章にしてみたものだと思って読んでもらえれば。

そもそも目標設定とは何なのか

目標って何を書けばいいんだという前に、そもそもなんで会社で目標設定なんてものをするのかを気にしてみましょう。
日本の企業で取り入れられている目標設定制度は主にMBOというものです。
目標による管理 - Wikipedia

OKRなどもありますが、こちらはもっと短いスパンで設定するのでこの時期にあわあわするならMBOでしょう。
OKR - Wikipedia

とてもシンプルに言うと「社員自身が自らの業務目標を設定することで、社員の主体的・自主的な取り組みを促すための仕組み」くらいでしょうか。
本来的には人事評価の手法ではないですが、進捗や達成度合いによって人事評価を決める手段として用いられることが多いです。

MBOの進め方

あんまり詳しくは書きませんが、ざっくりとこんな感じですかね。

①目標を明確にする
②目標を達成するための計画を立てる
③計画を実行する
④結果を振り返り、評価を行う

そりゃそうだよねって感じですよね。
でも本当にちゃんとこの通りに進むように目標設定できているでしょうか?

・手段だけを書いて目標が書いていなかったりしませんか
 →〇〇をやる(それをやると何が嬉しい?どう成長する?)

・目標を達成するための計画が伴っていますか
 →〇〇になる(どうすればその状態になれる?)

・振り返って評価できるような目標になっていますか
 →〇〇に取り組む(どう取り組んだらOK?どんな結果がでたらOK?)

よく考えると当たり前なんですが、意外とうまくいかなかったりするポイントです。

もうちょっと踏み込んでみる


目標は上司や組織との約束事

目標は私はこんなことをします、こんな風に成長しますという約束です。
上司や組織が期待することと自分自身がやろうと思っていることが噛み合っているかを確認し、何を目標にどんな手段を取るのかをちゃんと宣言しましょう。

注意としては、約束していないことをいくら頑張っても評価されません。(されることもあるかもしれないけど保証はされない)
意外と忘れてしまいがちなのですが、自分はこんなに頑張ったのに全然評価してくれないというときはここができていないことが多いです。すり合わせ大事。
もちろん後からやりたいことが出てくることもあると思いますが、そのときにも随時宣言したり目標を修正したりする必要があります。

評価者はこんなことができるようになったら嬉しい、こういったポイントを評価するよというのをちゃんと伝えたほうが良いです。
手段ではなく観点で伝えられるとGoodです。

その目標は本当に意味のあることか

目標は、自分自身や組織にとって本当に重要なことでなければあまり意味がありません。
その目標が自分自身や組織にとってどの程度重要であるか、どのように影響を与えるかを考える必要があります。

目標を達成するための目標になってしまって、実は特に誰も嬉しくないみたいになっていないか今一度確認してみましょう。
自分ができそうなことをやるのではなく、できたら嬉しいことをやるのが大切です。

そのためには今持っている能力で何ができるかではなく、目標を達成するためにはどんなスキルや知識が必要かを考える必要があります。
それがつまり、この目標に取り組み、達成することであなたがどう成長するかそのものになるわけです。

評価者はメンバーの成長が大きな課題となりますが、結局何を成長させたらいいかわからないとなりがちです。
本当に取り組むべき課題(イシューというやつですね)の達成のためにどんな成長が必要かから逆算すると、どう成長してもらうかがわかりやすくなりそうです。

現状と理想の差分はなにか

目標達成のための取り組みとは、言ってみれば現状と理想の差分を埋めることです。
何をすればその差分が埋まるのかと実際の取り組みがうまく噛み合っているかを確認しましょう。
取り組み側から考え始めるとどうしても着地点が変なところになりがちです。

評価者はこの現状と理想の差分をうまく引き出してあげることが大切です。
特に何も言わなくてもこれができる人もいますが、壁打ちが足りないとなかなかうまく文章や言葉にできない人もいます。
「それってなんでやりたいんだっけ」とか「どういう状態になっているのが理想なんだっけ」とか話しているうちにいい言葉が出てきたりします。

ちなみによくありがちなのが理想自体に補正がかかってしまうパターンです。
「本当の理想は〇〇なんだけど現実的にできるラインを考えると…」みたいに理想自体がずれてしまっていることがあります。
理想に対して計画的にどこまで進めるのかというのも立派な目標です。
100%理想の状態になることが目標達成ではないので、本当の理想は何なのか聞いてみると意外と大きな夢が聞けたりするかもしれません。

設定がゴールじゃないぞ

目標設定が終わるとついひと仕事終えた気持ちになりますが、ここからが本番です。
立てた計画に沿ってしっかりと進め、進捗を確認したり振り返りをしたり、振り返った結果を次に活かしたり。

まぁでもやっぱり大変ですからね。
ちゃんと目標が立てられると結果を書くときにも楽だし、とりあえず目標設定がいい感じにできるようになると幸せですよね。

で、私はなんの目標を書こうかな…。